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膵臓の特集、今年から膵臓治療のガイドラインが改訂、慢性・急性すい炎やガンを防ぐには?
2015年9月7日放送のきょうの健康、今週は膵臓についての特集。
すい臓ってどこにあるのかわかりにくいですよね。
教えてくれる先生は、三重大学大学院教授、伊佐地秀司先生。
目次
今年ガイドラインを改訂したようです
急性すい炎はウイルスが増えると死に至る場合があり
その際治療が急務となるので、抗菌薬投与を診断後にすぐ
検討するとのこと。
すい臓って?
すい臓ってどこにあるのかというと、胃の裏にあるんですね。
長さが20㎝くらいで厚さが2㎝位。
すい臓の働きというのは、インスリンの分泌をしてくれます。
インスリンというのは血糖を調節してくれるもの。
インスリンの分泌が悪いと糖尿病になります。
もう一つ、消化酵素を分泌いわゆるすい液を分泌します。
これは人体の中で最も強力な消化液です。
ご飯を食べて消化をする際に、胃で消化をすると食物は
粥上になります、それを更に十二指腸で
すい臓から膵液を出しなさい、とホルモンが指令を出す。
そして胆汁も一緒に出して、粥上の食物は消化されて
十二指腸から小腸へ移動していくという働きをします。
すい臓は食物を消化をする最後の工場
という位置づけをしてもいいです。
なぜ膵液は最も強力な消化液と言われているのか?
それはこの表をご覧ください。
3大栄養素全てを強力に消化してくれます。
1日の膵液の分泌量というのは、1リットルから1.5リットルも
分泌されています。
膵液というのは膵臓内では活動はしないもの、なんですけど
アルコールや胆石などの影響で、膵臓内で活性化
してしまいます、そうなるとすい臓自体を
膵液で溶かしてしまうという自己消化が起こります。
これが恐ろしい・・・
主なすい臓の病気です
すい臓がんは消化器の中でも最も治療が難しいがんです。
検査方法もエコー検査が一般的です。
2015年9月8日放送 2日目 急性すい炎
・急性すい炎とは?
すい臓自体が膵液によって溶かす病気、いわゆる
自己消化という事をするのが急性すい炎。
主な原因として
・胆石
・アルコール
アルコールをたくさん飲むとリスクも高まりますが
アルコール摂取量が少ない人でも急性すい炎になることもあります。
男性と女性では原因はこのように分れます。
まだ仮説段階ではありますが、どうして急性すい炎が
起こるのかというと
・多量のアルコールが活性酸素を増やします
・それからすい臓内が酸性になる
・膵臓内で消化酵素が活性化しすい臓を溶かす
このような事が起こっていると、仮説ではありますが
考えられています。
もう一つの原因胆石なんですけど
これは胆石が膵液が流れ出るところを塞いでしまい
膵液の圧力がすい臓内で高まり、すい臓内で
消化酵素が活性化し、自己消化をしてしまうと。
急性すい炎の主な症状とは?
主にあげられているのがこの3つです。
痛みという点に関しては激痛と言われています。
急性すい炎の治療法ですが
治療も苦しい治療と言われてます。
飲めない食べられない、治るのに時間がかかる。
なりたくないですよね、このような病気には。
再発率に関しては3割あるそうで、アルコールが原因で
急性すい炎になると禁酒となってしまいます。
他にも脂肪の制限などもしないといけません。
2015年9月9日放送 3日目 慢性すい炎
慢性膵炎が起こるのは、急性すい炎と同様に膵液が
すい臓に溜まり自己消化をして、その速度が比較的遅いもの
ゆっくりとすい臓をむしばんでいく、これが慢性膵炎。
慢性膵炎が進行すると、すい臓自体が硬くなってしまい
膵管から膵液が出てきません。
そうなると、正常なすい臓には戻れません。
慢性膵炎の原因はこちら。
やはりアルコールがすい臓にはよくないという事なんですね。
ではアルコールをどれだけ摂取し続けると慢性膵炎の
リスクがアップしてしまうのか?
それは大体このくらいの量を10年以上続けると
慢性膵炎のリスクが上昇するとのことです。
慢性膵炎の主な症状ですが
やはり急性すい炎と似ている部分はありますね。
腹痛や背中の痛みなんてそうですからね。
激痛ではないですが、持続的な痛みがあるそうです。
この慢性膵炎が進行していくとどうなるかというと
不思議なことに痛みが軽減されるんです。
どうして痛みが軽減されるのかというと、すい臓が
壊れきってしまって痛みが軽減されるとのこと。
恐らく壊れる場所がもうない、という事なのではないでしょうか。
他にも
・下痢
・脂肪便
・体重減少(きちんと食事をしても減るとのこと)
・糖尿病
・すい石
などにもなってしまいます。
すい石なんですが、これは衝撃波発生装置で割れるそうです。
十二指腸に流れて、石は出ていきます。
慢性膵炎の治療法は生活改善、つまりは禁酒ですね。
他にも脂肪の制限や、ストレスを避ける、禁煙などもあります。
ニコチンもすい臓を悪くするようです。
慢性膵炎の薬物治療がこちら。
ですがこれは完全に治るものではなくて、すい臓を
助けるための治療、という位置づけで考えればいいかと。
完治というのは難しいようなので。
ずっとお薬を飲み続けることになってしまいます。
2015年9月10日放送 4日目 膵臓がん
現代の医学では、消化器の内臓の中では最も治療が難しいと
言われている膵臓がん、やはり早期発見早期治療が基本となります。
なぜ膵臓がんには特に早期発見がポイントになるのかというと・・・
すい臓は大きさが約15㎝から20㎝ほど、ですが膵臓の厚さが
2㎝位しかありません、すい臓以外の癌でしたら
2㎝位の大きさですと初期の癌という診断が
できるのですが、すい臓がんの場合は2㎝だともう
他の臓器に浸潤し、転移を起こす可能性が高いとのこと。
なのでより一層早期発見が重要となるガンなのです。
また診断が難しいのもポイントで、食事をした後に検査をすると
はっきりとわからないこともあるそうです。
今の所わかっているすい臓がんの主な症状
背中の痛みはそこに神経があるから痛むのですが、特徴があって
背中を反らすと痛みがあって、前かがみになると
痛みがましになるというのです。
厄介なことに、この症状というのは膵臓がんになっている人
全員に出るわけではないのです。
つまり2㎝から3㎝のがんがすい臓にあっても
自覚症状がない場合がある。
すい臓がんに早く気づくには検査が必須です。
血液検査の中に、アミラーゼとリパーゼの項目が
あればすい臓の血液検査もやっていると。
すい臓がんになる確率が高くなる要因というのは
あるようです。
これらになると必ずすい臓がんになるという事ではありません。
一応の目安という事ですね。
すい臓がんのステージはこのようになっています。
ステージ3までだと手術が出来るんですね、他の臓器だと
転移の可能性がある数値ですよね。
末期の状態だとどのような治療をするのかというと
抗がん剤を用いた治療を行います。
ただ・・・抗がん剤ですからね。
体に大きな負担がかかってしまいます。
すい臓は高度技能専門なので、自分の住んでいる所に
すい臓の病気を理解してくれる先生がいるのかというのは
ちょっとわからないことがあります。
そういう場合は
「にほん肝胆膵学科学会のホームページ」
を見ていただくと、自分がすんでいる所のどの病院に
すい臓を専門としている病院があるのかがわかります。
また、すい臓がんの最新治療法がこうなっています。
手術はもとより、抗がん剤治療がメインという感じですね。
以上となります。
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