2018年9月7日放送のきょうの健康
今週はがん征圧月間として
肺がんの疑問を解決していく特集
初日はどうする?早期発見
教えてくれるのは
がん研有明病院の西尾誠人先生です。

 

 

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肺がんの現状

年間11万2千人が患い7万4千人が
命を落とすといわれている
初期症状が非常に少ないため
早期発見が難しい。

 

 

 

進行してくると症状が出てくる
治りにくい咳や血痰が出てきて
周りの臓器に転移をします。

 

 

 

肺がんにはいくつかのタイプがある

 

 

 

一番多いのが腺がん
次に扁平上皮がん、小細胞がん
という割合となっている。

 

 

 

腺がんはタバコと関係が少ない
肺の奥に出てくるのが特徴
そして症状が出にくい。

 

 

 

扁平上皮がんは喫煙と関係が強い
発生する場所は肺の入り口が多く
咳や血痰という症状が出やすい

 

 

 

小細胞がんも扁平上皮がんと似ている
しかし進行が非常に速いという。

 

 

 

早期発見が重要ではあるが
非常に小さいがんだと見つけられない
場合もあるといいます。

 

 

 

検査は胸部X線検査と喀痰細胞診がある
X線検査は腺がんには有用
残りの小細胞がんや扁平上皮がんは
喀痰細胞診に有用とのこと。

 

 

 

その後、肺がんの確定診断
というものがあります
・気管支鏡検査
胃カメラのように口から入れていき
食道ではなく気管へ管を進めていく
そして肺の状態を確認します。

 

 

 

・CTガイド下生検
CTで確認をしながら、がんのある部位に
器具を差し込んで、組織を取り出す検査

 

 

 

・胸腔鏡検査
胸に数か所傷を入れて胸腔鏡を入れて
手術をし組織を取り出します。

 

 

 

9月8日放送 2日目 予防の方法

国立がん研究センター東病院の
坪井正博先生に変わります。

 

 

 

予防するためには原因を知ることが大切
肺がんの原因ですが
・喫煙
喫煙者がいなくなると肺がんは
7割減少するのではと言われている
喫煙が関係する病気もあり
高血圧、動脈硬化、心臓病、歯周病など
これらも助長します。

 

 

 

受動喫煙も問題となっている
すって吐き出した煙には
様々な有害物質が含まれている
それを吸い込む事で肺がんの
リスクが高まるという。

 

 

 

・女性ホルモン?
よくわかっていない部分はあるが
エストロゲンががん細胞増進
眼科を促進するという。

 

 

 

・大気汚染
PM2.5が代表格、気管支の異常や
肺がんのリスクが高まる。

 

 

 

・有害化学物質
アスベストが代表格
等があります。

 

 

 

現在喫煙率は下がってきているが
肺がん患者は増えているという
原因の一つに高齢化が考えられる
数十年前の環境が影響しているとのこと。

 

 

 

肺がんの予防には
・1次予防
まずは禁煙、効果はこんなにもある

諦めないで禁煙をしましょう。

 

 

 

・2次予防
早期発見ですね、前日に紹介した
検査を行う事が望ましい。

 

 

 

肺がんを予防する栄養素というものもある
・イソフラボン
大豆や豆腐、豆乳、おからなどに
含まれています、しかし喫煙者が
摂取しても効果はないという。

 

 

 

・ビタミンC
活性酸素を抑えてくれるため
緑黄色野菜やレモン
アセロラや赤ピーマン
ブロッコリーに含まれています
ただし摂り過ぎには注意
緑黄色野菜を摂り過ぎると
肺がんのリスクを高めるという。

 

 

 

また、肺がんでも事前にがんのリスクが
わかる遺伝子カウンセリング
というものが行えるそうです。

 

 

 

9月9日放送 3日目 手術でどこまで治る?

小細胞がんは多くの場合薬物治療となる
非小細胞がんの場合、腺がんや
扁平上皮がん、その他の肺がんの事ですが
手術、放射線治療、薬物治療
これらを単独、もしくは併用で行う。

 

 

 

肺がんを患った場合、どの期で
手術が検討されるのか?
非小細胞がんの場合、1期から手術が
適用されて、それ以上になると
手術と術後薬物療法が併用される。

 

 

 

しかし手術ができるかどうかというのは
胸を開いてみるまでわからないという
検査でも見つからないくらい
広がっている事もあるからだそう。

 

 

 

肺がんの手術には
・肺葉切除術
がんのある肺葉を取り切る手術
リンパ節郭清も同時に行います
5人に1人はリンパ節転移が見つかるという

 

 

 

メリットは取り残しがないこと
しかし見た目で取り切れていても
リンパ節に残っていた場合は
再発転移を起こす場合もある
がんがあまり大きくない場合に適用となる

 

 

 

・縮小手術
肺を小さく切除して呼吸機能を残す手術
メリットは手術後の呼吸機能が
保たれる事、がんの大きさが2㎝以下に
適用となる手術だが、最近では3㎝でも
影の淡いがんであれば
縮小手術で十分に治るという。

 

 

 

・肺全適術
がんのある片方の肺を全て取り切る手術
呼吸機能が低下、合併症のリスクがある
なので年々手術件数は減ってきている。

 

 

 

手術は、開胸手術、胸腔鏡手術がある
最近ではハイブリッドVATSという
手術法が行われているとのこと
あと、まだそれほど広まってはいないが
ロボット支援手術もあります。

 

 

 

入院期間ですが
・肺葉切除術 7日前後
・縮小手術 4日前後
・肺全適術 10日前後

となっています。

 

 

 

3期以降の肺がんの場合
薬物と放射線でガンを小さくし
手術をする事もあるという。

 

 

 

手術後はリハビリを行います
運動習慣がある人はそのまま
運動を継続してもらい
運動習慣がない人は、ウォーキングや
ラジオ体操から始めていく。

 

 

 

最後に肺活量についてですが
肺葉を1つ取ると肺活量は2割ほど
落ちてしまいますが、リハビリによって
10~15%ほど回復、実質の低下量は
5~10%程度だという。

 

 

 

9月10日放送 4日目 薬の最新治療

がん研有明病院の
西尾誠人先生に変わります。

 

 

 

肺がんの薬物治療は4つに分けられる
(非小細胞がんの場合)
・化学療法(抗がん剤)
細胞が分裂する過程に作用する薬剤
種類はこれだけあります

1サイクル1ヶ月、これを4~6回繰り返す。

 

 

 

・分子標的薬
化学療法ではすべての細胞分裂の過程に
作用するのですが、分子標的薬は
がん細胞だけに作用する薬。

 

 

 

がんの遺伝子変異も少しずつではあるが
わかってきていて、それに対応する
分子標的薬も登場してきている

 

 

 

・血管新生阻害薬
がん組織の周りの血管に作用する薬
ベバシズマブ、ラムシルマブ
という薬だそうです。

 

 

 

・免疫チェックポイント阻害薬
免疫細胞にはブレーキボタンがある
免疫細胞は正常な働きとして
がん細胞が見つかると攻撃をする。

 

 

 

しかし、がん細胞は
このブレーキボタンを押す事ができる

 

 

 

免疫チェックポイント阻害薬は
そのブレーキを解除して
がん細胞を攻撃してくれる。

 

 

 

抗がん剤治療をすると副作用が辛いと
よく言われていますが、副作用対策が
近年では登場してきている。

 

 

 

例えば吐き気が強い抗がん剤を
投与された場合、吐き気を抑える薬を
服用する事で軽減ができるとのこと。

 

 

 

免疫チェックポイント阻害薬の副作用に
関しては、免疫細胞が正常の細胞を
攻撃する場合もあるようです
大腸炎や下痢、甲状腺炎など。

 

 

 

小細胞がんの場合はこうなっている

 

 

 

 

 

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